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ソル・イ・ソンブラ

闘牛は闘牛場が日向と日陰で二分される、日没の2時間前に始まる。
日向と日陰で二分された闘牛場は、光と影、富と貧しさ、そしてこれからアレーナで執り行われる生と死の催しを象徴している。

そんな言葉をどこかで見聞きし、僕はこの目で闘牛を見てみたいと思った。
単なる牛殺しではない、スペインの深い精神性が秘められたもののように思えたからだ。


昨日の教訓を生かし、闘牛開始1時間前、座席が埋まる前にマエストランサ闘牛場を訪れた。
アレーナでは丁度、雨除けのシートを撤去しているところだ。
残念ながら曇っていたため、日向と日陰に二分された闘牛場の光景をみることはできないようだ。
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GXR + GR LENS A12 28mm F2.5

18:30になるとファンファーレが鳴り響き闘牛士たちが入場してきた。
遂に念願の闘牛観戦だ。
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GXR + GR LENS A12 28mm F2.5

闘牛は人間が勝つと決まっている言わば出来レースであるが、実際にアレーナに牛が登場すると、写真や動画などで見てきた牛のイメージより遥かに大きく逞しい牛の姿に恐ろしさを覚えた。

出来レースであることに間違いはないが、闘牛士たちも間違いなく命を懸けているのだ。


さて、闘牛には様々な工程があり様々な人物が登場するが、やはり一番の見どころはマタドールと牛が一対一になるムレータの場だ。広いアレーナで只一人となり、ムレータ(赤いマント)を使って牛をかわし続け、満員の観客からの歓声を一身に浴びるマタドールの姿は最高にカッコイイ。
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GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

真実の瞬間というクライマックスの場面では、マタドールが剣を取り出し、牛の急所に剣を突き立て仕留める。この際、牛を苦しませず一瞬で仕留めることが見事とされるようだが、この日のマタドール達はなかなか牛の急所に剣を突き刺すことが出来ず、何度も剣を拾い直し、何度もトライしていた。
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GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
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GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

3チーム2回ずつ、計6回の闘牛が執り行われ全てのプログラムを終えると、時刻は20:30。僕の人生初の闘牛観戦の時間が終りを告げた。

闘牛士がムレータを振い美技を見せ、牛は死へと向かう最後の舞いを見せる。
芸術にも例えられるという闘牛、2時間たっぷりと堪能させてもらった。
今回のアンダルシア旅行のハイライトのひとつだ。

またいつかスペインを訪れ、闘牛を観戦したい。
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by diecieuro | 2011-06-07 21:52 | 2011 ANDALUSIA